『中小企業の知的財産戦略の策定』東京工業大学大学院 イノベーションマネジメント研究科
技術経営専攻 教授 田中 義敏 氏
急激な円高が進行する中で、日本の中小企業を含め我が国企業の海外進出が余儀なくされています。一方で、日本のモノづくりが世界で活躍するため独自技術を保護する知的財産権制度の活用が叫ばれています。しかしながら日本の製造業を支える中小企業にとっては、どのように各社独自の知的財産戦略を策定し、いかにして知的財産権の活用を図っていくかについては、これまで十分な指針が示されていません。本講演では、中小企業を取り巻く外部環境及び保有する内部資源の分析により、知的財産戦略の策定を社内で検討するための手法を紹介します。
<プロフィール>
1980年〜1992年 特許庁、科学技術庁、米国UCLA宇宙開発関係在外研究員。1992年〜2002年日本テトラパック(株)知的財産部長、人事・総務・法務統括部長等を歴任。2002年12月より東京工業大学、現在、同大学大学院イノベーションマネジメント研究科技術経営専攻。