北海道には、優れた技術を持ち、他にない素晴しい製品を開発する企業が存在しますが、その多くが開発段階からのマーケティングがしっかりなされていないため、販売に結びついていません。
このたびの例会では、事業化を模索する御二方の研究者のプロジェクトを事例に、商品開発のコンセプトと企業戦略のあり方、売れるモノづくりの実践ポイントを学んで参ります。
利用されずに捨てられている大根の葉っぱが肌に良い効果を 持つことに注目し、そのエキスを入れた保存剤など人工的な 添加物を使用しない石鹸の製造、販売で事業化を目指す。
病院との共同研究でアトピー性皮膚炎の患者さんに好評を得 て、特許申請の準備も進めている。
大学発ベンチャー経営者。生物学、化学の知識を活かした石鹸・化粧品などの商品開発プロジェクトを進行し、「札幌スタイルデザインコンペティション」から生まれた雪の結晶型の紙石鹸「初雪」も好評。
マーケティングの専門家。夕張市の観光施設の運営委託選定委員長を務めるなど各方面でご活躍中。著書に「ドラマで学ぶ経営学入門」(PHP研究所)がある。