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HoPE 3月例会のご案内
開催日 2006年3月15日(水) 18:00〜19:30(※交流会19:30〜20:30)
ところ 研究成果活用プラザ北海道 (札幌市北区北19条西11 工業試験場隣)
参加費 無料 (交流会参加の方は1,000円)
テーマ □北海道におけるコンブ生産の現状と課題

講師:北海道大学北方生物圏フィールド科学センター 四ツ倉 典滋 氏
プロフィール
▽四ツ倉 典滋 氏
研究領域:海産植物学、系統分類学、進化生態学、保全生物学、育種生物学

太平洋北西域沿岸は、世界で最もコンブ類(コンブ目植物)の多様性に富む地域のひとつである。これらコンブ類の多様性を把握し、それぞれの系統類縁関係の推定を試みている。また一方では、固有種が多数知られている日本産コンブ類は、どこから来て、どのように分布を拡げて(分化して)いったのかについて分子生物学的手法を取り入れ研究を進める。更に、今後考えられる"コンブ類の生育環境の変化"に備え、各種の遺伝特性の把握と遺伝資源の保全を進めるとともに、より生産性の高い産業種の作出に向けた育種に取り組む。
概要 北海道沿岸には世界の他の地域では見られないような多様なコンブが生育しています。これらコンブは各地沿岸で「コンブの森」を形成し、沿岸域の海洋生態系の中で重要な役割を果たす一方、古くから日本人の食卓には欠かせない食材として利用されてきました。
しかし近年、急激な海洋環境の変化にともなってコンブの資源量は減少し、品質の低下や病原菌の感染などさまざまな問題が生じています。HoPE3月例会では、北海道産コンブの多様性を解説するとともに、現在これらコンブをとりまく問題点を挙げ、今後産学官が連携して取り組むべき課題について考えて参ります。
お申し込み HoPE事務局までメール又はFAXにてお送りください。
E-Mail:hope@hokkaido.doyu.jp  FAX:011-611-9573

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